『アナロジカル・デザイン』全国書店で販売中です。

猫が操作してしまう家電や住宅設備

テレビと猫

猫たちは家中のすべての物の上に乗ります。レンジフードや冷蔵庫の上はもちろん、開いた本やスマホの上にわざわざ座るし、居心地が悪そうなところでゴロゴロしていたり、仏壇の上で堂々と寝ていたりします。少々迷惑な場所にいても危険が伴わなければいいのですが、時には家電や住宅設備の上に乗ってボタンを押してしまい危険だったこともあります。我が家でよくあること、実際にあったことの話です。

本体を操作してしまいがちな家電

我が家のホクとモアナがよくボタンを押すのが、空気清浄機と洗濯機です。最短距離を行こうとする時に空気清浄機の上はちょうどいい通り道らしく、勝手に運転させたり停止したり運転モードを変えたりして歩き去っていきます。

洗濯機は運転中に飛び乗ることが多く、だいたい一時停止ボタンを押します。終了していると思った洗濯が一時停止になっていた時のショックは大きいですが、さらに動揺するのは途中で電源を切ってしまっている時です。水が溜まったままで止まっている洗濯機を再開する方法なんて、普通やらないので分かりません。

洗濯機に入る猫
洗濯機の中に入るモアナ

リモコンを操作してしまいがちな家電

モアナはなぜかテレビの前で寝ることがあります。うるさくないのか心配になりますが、本人は気持ちよさそうに寝ています。よくあるのが、その辺に置いていたリモコンをモアナが踏んだり上に寝転んだりしてチャンネルを変えてしまうこと。ある時は、突然テレビが聞いたことがないほどの大音量になり、急いで見に行くとモアナが音量ボタンを体で押し続けていました。本人は平然としていましたが私はとても慌てました。

テレビと猫

同じようなことはエアコンでもありました。真夏、除湿運転をしていたエアコンが急にフル稼働を始めたので不審に思って見に行くと、やはりモアナがリモコンを下敷きにしていて、除湿から暖房に切り替わっていました。

偶然に操作してしまった住宅設備

そのような話は家電だけではありません。ガスコンロを点火しかけたことがあります。キッチンの調理台から飛び降りようとしたモアナが、ガスコンロのスイッチを押してしまったのです。点火音がしただけで着火はしませんでしたが、危険な出来事でした。

ある猫が住宅設備の仕様を変えたという歴史もあります。現在キッチンや洗面台の水栓に使われていることが多いレバーハンドルは、ハンドルを上げると吐水され下げると止水するようになっていますが、以前はその操作が逆でした。そのため、ある家で猫がレバーハンドルを踏んで押してしまい、水が長い時間出っぱなしになっていたという事故があったのです。

そうして現在のようなレバーハンドルが作られたのですが、我が家では、キッチンのシンクでイタズラをしていたホクが体でレバーハンドルを押し上げて水を出してしまったことがありました。せっかくのメーカーの工夫を無視しています。

事故が起きないよう習慣に気を付ける

テレビもエアコンも、ガスコンロも水栓も、幸いすぐに気づいたので大事にはなりませんでしたが、これが人が家にいない時だったら、寝ている時だったら、と考えると怖いことばかりです。それ以降、習慣が変わりました。リモコンは置きっぱなしにしないで猫が触れないところに片づける。ガスコンロなどチャイルドロックが付いているものはロックをかける。常に使うものでなければコンセントを抜くなど。これらのこと、日中家にいる時は気にしていませんが、出かける前と寝る前はチェックしています。

思わぬ事故が起きないように注意して、これからも自由奔放な猫たちの姿を見ながら過ごしたいと思います。

テレビと猫
タイトルとURLをコピーしました