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猫の譲渡会に初参加、そして里親に

三毛の子猫

私たち夫婦が兄妹猫のホクとモアナに出会ったのは猫の譲渡会です。また猫を飼う時は譲渡会か保健所にいる子を迎えると決めていました。それまで、猫と人が一堂に会する形式の譲渡会には行ったことがなく、これが初めての参加でした。

譲渡会に行くまでと当日の様子

家の近所で定期的に開催されている譲渡会に行こうと決めてから、私は毎日のようにホームページで参加予定の猫たちを見ていました。事前に引き取りたい猫を決めてから参加したほうがいいのか?実際に猫たちと会ってから決めたほうがいいのか?そんなことを考えながら猫の写真やプロフィールを見ていても決めることはできず、当日「ビビッ」と運命を感じることを信じて何も考えずに参加することにしました。唯一決めていたことは、兄弟、姉妹同士を2匹引き取るということだけです。

当日は開場時間より早く着きましたが、すでに多くの家族連れが並んでいました。時間になると入口で用紙を渡され、氏名、住所、家族の人数などを記入しました。場内にはケージに入った猫たちとそれぞれのプロフィール、近くには猫の保護主さんたちがいます。保護主さんに話を聞いたり、個室に移動して抱っこさせてもらうこともできます。

その日参加していた猫は全部で18匹くらい、そのうち兄弟姉妹で参加している子が7組くらいでした。私たち夫婦はその7組の猫たちを抱っこし、そしてその中に、後に家族となるホクとモアナがいました。ホクを抱っこしている時、ホクは力一杯もがいて夫の腕をすり抜けて棚の陰に隠れてしまいましたが、モアナは抱っこされながらじっと私たちの顔を見上げていました。臆病なお兄ちゃんとおとなしい妹、そんな印象でした。

他の子たちもとても可愛くて、私たちはなかなか引き取りたい子を決められませんでした。期待していた運命の「ビビッ」はなく、強いて言えばモアナがじっと見つめてくる眼差しに何かを感じた・・・ような気がしないでもありませんが・・・やっぱりどの猫も同じくらい可愛かったです。頭の中が堂々巡りになってしまった私は夫と相談しては猫たちの顔を見て歩き、また相談して大いに悩み、最後は半ばこじつけのような理由でホクとモアナに決めたのでした。そんな具合でしたが、今となればやはりホクとモアナと私たち夫婦には縁があったのだと考えています。

引き取りたい子が決まったら申込書に記入します。申込書にはその猫を選んだ理由、今までに飼育した頭数やそれぞれの年齢 、かかりつけの動物病院の有無、月にどれくらいの費用を猫のために使えるか、などの項目がありました。私たちがホクとモアナの保護主さんと話し始めた頃、他の家族はすでに申込みを終えていたようで、気づけば残っているのは私たちだけとなりました。

申込みをしてもすぐに譲渡が決まるわけではなく、そこからの手順はケースバイケースのようです。例えば、同じ猫に複数の申込みがあった場合も申込み順で決めるということではないらしく、条件などから最適だと思われる人、お互いが幸せになるために最善と思われる組み合わせを考えているようです。

よく「譲渡会などで提示される里親の条件が厳しすぎる。」という話があります。私はその意見に同感ですが、一方で、ボランティア活動で様々な経験をしてきた人が漏らした「二度と悪い人の手に渡したくない。怖いから条件が厳しくなってしまう。」という気持ちもよく分かります。両者が対立関係にあるように誤解しがちですが、悪いのは人の心情やシステムにつけこみ違った目的で猫を引き取ろうとする人たちです。対峙する相手を間違えないようにしたいと思います。

幸運なことに、すぐにホクとモアナのトライアルを開始することが決まりました。2匹一緒に迎えたいという私たちの希望が、兄妹をなるべく離さないほうが良いという保護主さんの考えに合ったのだと思います。

キジトラの子猫

トライアルから正式譲渡まで

トライアルは、猫を迎える家族が里親として相応であるか、猫がその家族と家に慣れて暮らすことができるか、その他なにか問題は起きないかなどを確認するためのテスト期間です。トライアル開始の日までにご飯やトイレなど必要なものを用意しておきます。

いよいよホクとモアナが我が家にやってきました。トライアル期間は1週間ですが、その間もいろいろなルールを守らなければいけないので、書類をもって仮譲渡の契約を結びます。ルールといっても堅苦しいものではなく、猫を家族として迎えようとする人にとっては当たり前の内容で、あくまでも里親詐欺などを防ぐためのものです。また、当初の約束通り、保護主さんが育ててくれた間の医療費はこの時にお支払いしました。

ホクとモアナはというと、初日に本棚の裏に隠れたっきり翌日までほとんど出てきませんでした。とても心配しましたが、状況が変わったのは3日目です。おそるおそる出てきた2匹は周りの様子をうかがっていたかと思うと、私が振ったオモチャにあっさり飛びついてきました。その後はどんどん新しい環境に慣れて本領を発揮し始めます。毎日写真を撮って猫の様子を報告することがルールのひとつにありましたが、嬉しかったことを共有するのは楽しく、相談事を話せるのは心強かったです。

三毛の子猫

問題なくトライアル期間が終わると正式譲渡となり、改めて書類に記入をして契約を結びます。ここでもやはりいろいろなルールが決められていて、それは猫が一生を幸せに暮らすために必要不可欠な内容となっています。

ホクとモアナは無事に私たちの家族として正式譲渡されることになりました。保護主さん曰く、猫たちは正式譲渡を分かっているかのように、それまでおとなしく過ごしていた子がヤンチャを始めるということがよくあるそうです。それはホクとモアナも例外ではなく、この日が私たち夫婦のドタバタ生活の始まりとなりました。譲渡会で2匹を抱っこした時に保護主さんが言った「この子たちは猫をかぶっているんですよ。」という言葉の意味を思い知っていきます。

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