兄妹猫の里親になるまで

三毛の子猫

私たち夫婦が兄妹猫のホクとモアナに出会ったのは、保護猫の譲渡会です。また猫を飼う時は譲渡会か保健所にいる子を迎えると決めていました。兄弟姉妹がいれば2匹一緒にとも。

動物愛護団体やボランティアの方たちが保護している猫たちと、猫の里親になりたい人たちが繋がる方法のひとつが譲渡会です。今、その譲渡会は多くのところで開催されています。

うちの近くでも月2回くらいのペースで行われている譲渡会があり、以前から話を聞くことはありましたが、実際に行くのは初めてでした。

初めて行った保護猫の譲渡会

(※以下の内容は私たちが参加した譲渡会のものです。譲渡会のながれや内容は、それぞれの会によって異なります。)

会場の入口で用紙を渡され、 氏名や住所、家族の人数などを記入し、簡単なアンケートに答えます。 記入が終わったらゲージに入っている猫たちを自由に見てまわります。猫の保護主さんたちがいるので、話を聞いたり、抱っこさせてもらうこともできます。

引き取りたい子が決まったら申込書を記入しスタッフに渡します。申込書にはその猫を選んだ理由、 今までに飼育した頭数やそれぞれの年齢 、 かかりつけの動物病院の有無、月にどれくらいの費用を猫のために使えるか、などの項目がありました。

申込みをした場合もすぐに譲渡が決まるわけではなく、その日に連れて帰ることもできません。そこからの手順はケースバイケースのようです。というのは、動物愛護団体やボランティアの方たちは猫の幸せを1番に考えているので、決まった手順で進めることはできないのです。例えば、同じ猫に複数の申込みがあった場合も申込み順で決めることはないそうですし、場合によっては全ての申込みを断ることもあるのではないかと思います。

ベテランならではの目で猫と人の相性を見たり、お互いが幸せになるための最善の組み合わせを考えたりしているのだと思います。

その日は全部で18匹くらい、そのうち兄弟姉妹の子たちが7組くらいいました。

私たちは兄弟姉妹の子たちを中心にたくさんの子を抱っこしました。ホクを抱っこしている時、ホクは精一杯の力でもがいて夫の腕をすり抜けて棚の陰に隠れてしまいましたが、 モアナは抱っこされながらじっと私たちの顔を見上げていました。 臆病なお兄ちゃんとおとなしい妹、そんな印象でした。

他の子たちもとても可愛くて、私たちはなかなか引き取る子を決められませんでした。何度も猫たちの顔を見て歩き、大いに悩み、最後はなんだかんだと理由を付けてなんとか決めました。そんな具合でもやはりホクとモアナと私たち夫婦には縁があったんだと考えています。

1週間後から私たちの家でトライアルすることが決まりました。2匹一緒に迎えたいという私たちの希望が、兄妹をなるべく離さないほうが良いという保護主さんの考えに合ったのだと思います。

トライアルから正式譲渡まで

(※以下の内容は私たちがホクとモアナを迎えるにあたってのものです。トライアル期間や契約内容、医療費についてはそれぞれのケースで異なります。)

トライアルというのは、猫を迎える家族が里親として相応であるか、猫がその家族と家に慣れて暮らすことができるか、その他なにか問題は起きないかなどを確認するためのテスト期間です。

トライアルの前にご飯やトイレなど必要なものを用意しておきます。

トライアル期間は1週間ですが、その間もいろいろなルールを守らなければいけないので、書類をもって仮譲渡の契約を結びます。ルールといっても堅苦しいものではなく、猫を家族として迎えようとする人にとっては当たり前の内容です。あくまでも里親詐欺などを防ぐためのものです。

また、保護主さんが育ててくれた間にかかった医療費はこの時にお支払いします。

毎日写真を撮って猫の様子を報告することも義務付けられていますが、報告と一緒に嬉しかったことや相談事を話せるのは、不安も減り楽しいものです。

そして問題なくトライアル期間が終わると正式譲渡となり、改めて書類に記入をして契約を結びます。ここでもやはりいろいろなルールが決められていて、それは猫が一生を幸せに暮らすために必要不可欠な内容となっています。

ホクとモアナの場合、トライアル初日と翌日は本棚の後ろに隠れたまま、ほとんどそこから出てこないという状況が続きました。ご飯を差し出しても食べずとても心配しましたが、3日目から急に慣れてきた様子で、どんどん本領を発揮し始めました。そしてトライアル期間が終わる頃には、譲渡会で保護主さんが言った「この子たちは猫をかぶっているんですよ。」という言葉に納得できるようになっていました。

それが、ヤンチャでいたずらっ子のホクとモアナと私たち夫婦のドタバタ生活の始まりでした。

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