乾燥ヘアの対策
元々乾燥しやすくてスタイリングがしづらかった私の髪は、年齢とともに一層パサついて広がるようになり、まったく思い通りにならなくなりました。丁寧にトリートメントやパックをしてもダメ。高価なシャンプーやスタイリング剤を使っても変化なし。唯一まとまるのはヘアアイロンでしたが、時間がかかるのでもっと簡単に整えられないか悩んでいました。
見直した昔ながらのヘアケア用品
いろいろと試した結果、最後に辿り着いたのが大島椿の椿油です。昔からある商品ですがこれが最も効果があり、椿油を使い始めてからはこれ一筋です。
子供の頃、友人のお母さんのメイクボックスに椿油が入っているのを見て、生意気にも古くさいもののように感じたのを覚えています。大島椿の椿油は1927年から作られているそうなので、当時すでに発売から60年くらい経っていたことになります。目新しいものに引かれる子供にとっては、ロングセラー商品は単なる“古いもの”だったのだと思います。ヘアスタイルを気にし始める年頃だったので、そのマイナスイメージによって却って記憶に残っていたのかもしれません。
エイジングヘアに悩み始めた時、その記憶のおかげで問題が解消されることになりました。
シャンプー、タオルドライをした髪に椿油を馴染ませ、それからドライヤーをすると髪が潤い、次の日も天候に関わらずまとまりを保つことができます。椿油100%なので数滴で効果がある分、量が多すぎるとベタッとなります。毎日1敵ずつ増やしたり減らしたりしながら適量を見つけました。
椿油を使い始めるとすぐに美容師さんから「髪質が柔らかくなりましたね。何かしたんですか?」と聞かれました。メーカーは「使い続けることで髪が強くなりハリとコシが出てくる」と謳っていますが、乾燥でごわつく私の髪は潤うことで柔らかくなったように感じられるのです。美容院で仕上げにスタイリング剤を使ってくれても時間とともに髪が広がってくるため、帰りが遅くなる時は自分で椿油を付け足すことにしています。
また、椿油は髪だけでなく肌にも良いとのこと。私は試したことがありませんが、パックやマッサージ、角質ケアなどに使えるそうです。実際、髪に使った後は手もしっとりです。
似たような商品は他にもいろいろとあり使ってみたこともありますが、私の髪にはまったく効果が感じられませんでした。やはり実力があってオールマイティに使えるのは大島椿の椿油だけです。
大島椿の椿油は昔からパッケージも瓶も変わっていないような気がします。子供の頃は古くさく感じたわけですが、今となってはそのレトロっぽさが可愛いく、置きっぱなしが目障りになりません。
AGAの対策
ここ数年、夫も私と同じくエイジングヘアを気にしていました。それはつむじが大きくなったこと、つまりは薄毛です。私がからかうと「つむじだよ!」と強がっていましたが、触ると髪が細くなっていてなんとも心許なく、それは本人も自覚していました。
服薬の開始
なんとなく二の足を踏んでいましたが、誕生日を迎えるタイミングでAGA治療に通い始めました。スタートを誕生月にすれば忘れないので治療経過を確認しやすく、一念発起しやすくもあります。どうしても治療費が高くなりがちですが、こんな誕生日プレゼントも悪くはないでしょう。
こちらも私のエイジングヘア対策と同様にはっきりと効果が出ました。病院で処方された飲み薬と市販の発毛剤で、半年後にはすっかり数年前の状態に戻ったのです。毎月写真を撮っていますが、見比べると一目瞭然です。やはり気になってきたら早めに治療を開始するのが良いそうです。
病院の先生曰く、効果がある人は8割。その8割のうち髪が増える人が半分、増えはしないけれど薄毛の進行が止まる人が半分とのこと。飲み薬を止めれば再び進行するそうなので、何歳まで抵抗するかはこれからの気持ち次第です。笑って受け入れられるようになったら止め時でしょうか。
実は私は白髪への抵抗は早く止めたいと思っています。染めるのが煩わしいし、年配の方のショートのグレーヘアに憧れます。抵抗を止めた時の夫と私のヘアスタイルが、今から想像できます。
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