我が家の3代目は三毛猫のたまです。独身時代から夫が一緒に暮らしていた子です。
2歳で保護されたたまは、ボランティアの方のおかげでブラッシングが大好きになりました。夫が引き取ることになった時には、警戒心が強いたまとのコミニュケーション方法としてブラッシングを教えてもらい、愛用のブラシもいただいたそうです。たまはブラッシングを通して夫に、後に私に心を開いてくれました。
ブラシの種類と用途、使った感想
スリッカーブラシ | もつれの解消、抜け毛の除去 |
コーム | もつれの解消、毛並みを整える |
ピンブラシ | もつれの解消、毛並みを整える |
抜け毛・アンダーコート用ブラシ | 抜け毛の除去 |
ラバーブラシ | 抜け毛の除去、マッサージ効果 |
獣毛ブラシ | 毛並みを整える |
スリッカーブラシ
短毛種用のスリッカーブラシもありますが、基本的には長毛種に使われるブラシです。そうとは知らずに、初代猫のアリスに使っていました。特に問題はなく、抜け毛もほどほどに取れていたと記憶しています。
コーム
我が家では使ったことがありませんが、スリッカーブラシ同様、もつれた毛をほぐしたり毛並みを整える時に使うそうです。
ピンブラシ
たまは毎日のブラッシングにピンブラシを使っていました。体のブラッシングだけでなく、自分で顔をブラシに擦り付けていました。たま以外の子たちもみな使っています。ピンブラシだけだと抜け毛を取り除くのには不十分なので、抜け毛・アンダーコート用ブラシと併せて使っています。 写真はたまと一緒に譲渡され愛用していたものです。
抜け毛・アンダーコート用ブラシ
ピンブラシと共に、我が家の猫たちみな使っています。抜け毛がしっかり取れ、特に換毛期は大量に取れます。硬いので痛くないかと最初は心配でしたが、みな気持ち良さそうにしています。いくらでも毛が取れてしまうので、必要な毛まで取り除いてしまわないよう適当なところで止めるようにしています。
ラバーブラシ
赤ちゃんの頃ブラッシングが嫌いだったモアナのために買ったのですが、ピンブラシに慣れてからはそっちのほうが好みのようです。
獣毛ブラシ
たまに使ってみたことがありますが、「なんか間違ってるぞ」という怪訝な顔をされてすぐに止めました。毛並みが整って艶が出るそうです。
ブラッシングが掃除を楽にする
独身時代から一緒にいた夫とたま。同居を始める時たまにとって私は新参者でした。たまは引越し用のダンボールの上から私を偵察していましたが、愛用のブラシを見せるとおそるおそる近くまで来てくれました。ブラッシングするとたまはすぐに懐いてくれましたが、私を家族として承認すると、その日から遠慮のない「ブラッシングしなさい」アピールが始まりました。
朝私が起きたのを確認すると早速ニャーニャーとアピールです。仕事から帰った時もニャーニャー、夜も私の顔を見ながらニャーニャー。ご飯やトイレの訴えではなく、抱っこしたり撫でたりしても満足せず、とにかく「ブラッシングしなさい」なのです。しかもブラッシングのための定位置というのがあり、そこから「ここに来てやりなさい」と鳴きます。そして私がブラシを出すと、それだけでゴロゴロと喉を鳴らして嬉しそうに寝転がります。
そのアピールにいつも負ける私は、完全にたまの意のままになっていました。ピンブラシでのブラッシングを毎日数分ずつ3回ほど。皮膚を傷めたり毛が抜け過ぎたりしないか心配でしたが、軽いブラッシングなら問題ないようでした。
ブラッシングが健康管理のために重要だと分かっていても、忙しい時や疲れている時など大変に思うこともありました。しかし結果的に助かっていた面もあります。たまは、ファブリックや衣類に抜け毛が付着することが、他の子に比べてとても少なかったのです。反対にブラッシングを嫌がる子だと掃除が大変です。そう考えるとたまにも私にも嬉しい習慣でした。