年賀状の作成方法いろいろ
今は新年の挨拶はメールなどで済ませて、年賀状は送らないという人も多いかもしれません。それでも年末になれば必ず年賀はがきのCMや、年賀状印刷の広告を目にします。年代や職業にもよると思いますが、年賀状を送りあう習慣が続いている人は少なくないのだと思います。
そうして年賀状を用意する場合には、既製品を使うか、オリジナルの絵柄を作成することになります。既製品を使う場合はオリジナル性には欠けますが、インターネットや実店舗で好きな絵柄を選ぶだけなので手間がかかりません。一方オリジナルの絵柄を作成する場合は既製品を使うより時間がかかりますが、自分だけの年賀状が出来上がります。
作成する場合は大きく分けると、既製のテンプレートに自分で撮った写真を合成してオリジナリティを出す方法と、手書きもしくはデザイン系のソフトなどを使って完全なオリジナルを作成する方法があります。それぞれにメリットとデメリットがあります。
【既製のテンプレートに写真を合成 】
メリットは、特別な技術、知識、センスが不要 。テンプレートと写真を選ぶこと以外に時間があまりかからないということ。
デメリットは、完全なオリジナルではないので他の人と似てしまう可能性がある。子供がいる世帯向けのファンシーなテンプレートが多く、人によっては好みのものが見つからないということ。
【手書き・デザイン系ソフトで作成 】
メリットは、完全なオリジナルが作成できる。自由度が高いので好みのテイストにデザインできるということ。
デメリットは、ある程度の技術、知識、センスが必要。デザインの考案や作業に時間がかかるということ。
簡単でシンプルなのに自分らしい年賀状
我が家はで毎年、年賀状を用意して親戚や友人に送っています。若い頃からPhotoshopやIllustratorといった画像編集ソフトを使って印刷物を作るのが好きだった私は、送り先が少なくなった今でもはりきって年賀状を作成します。そんな私でも、ただでさえ忙しい年末に手の込んだ年賀状を作成する時間がないことも多いので、数年前からは自分たちで撮った写真を並べるだけの、簡単な年賀状を定形にしています。



これは上記の “既製のテンプレートに写真を合成” と “手書き・デザイン系ソフトで作成” のメリットを併せ持っているのでおすすめです。
良い点をまとめるとこんな感じです。
- 作業が単純なのでExcelやWordなどメジャーなオフィス系のソフトでも作成できる
- 写真のレイアウト以外の技術、知識、センスが不要
- あまり時間がかからない
- アプリケーションなどをダウンロードする必要がない
- テンプレートを使わないので完全なオリジナルにできる
- 選ぶ写真次第でどのようなテイストにもできる
- シンプルなので写真が際立つ
- 毎年同じパターンで作成しても、写真を入れ替えるだけで新鮮になる
今回 “写真を並べるだけの簡単な年賀状” をExcelを使って実際に作ってみました。






見てのとおり小細工をせず基本的な機能だけで作ったので、短時間で作成できました。写真と文字をレイアウトするだけでも格好がつきますが、無料でダウンロードできるイラストをワンポイントで貼っています。今回ざっくり調べただけですが、こちらのサイトはシンプルで可愛いアイコンが豊富でした。https://icooon-mono.com/
年賀状印刷を行っている会社が用意しているテンプレートや、インターネットで入手できるテンプレートは、それ自体に商品価値を持たせるために絵柄が多く入ったデザインになっています。それはそれで可愛いのですが、どうしても他の人の年賀状と似てしまったり、写真が主役にはなりにくかったりします。その点 “写真を並べるだけの年賀状” はオリジナル性が高く、いくらでも自分好みのテイストにすることができます。
年賀状は、年末年始の風物詩として好きな人もいれば、面倒に思いながら仕方なく用意している人もいると思いますが、どうせなら楽しく作りたいものです。
私たち夫婦の年賀状作りは、その年に撮った写真を見返すことから始まります。そうすると自然と1年を振り返るので、あれこれおしゃべりしながらの作業になります。そうやって選んだ写真にはタイトルを付けるのが恒例になっていて、出来上がった年賀状は自分たちのちょっとした作品集のような気分になります。それは自己満足だけでも楽しいのですが、受け取った人が1人でも「年賀状カッコイイね」とか「どこで撮ったの?」なんて言ってくれると、楽しいを通り過ぎて浮かれたお正月になります。