バリ島を感じられるジェンガラの食器

バリ島のジェンガラ

以前紹介したデンマークのヴィンテージ食器。1950年頃に発売されて以来、生産が終わっている今でも中古品を買い求めるファンが多くいます。

同じく、人気が世界中に広がり多くの愛用者がいるのがバリ島のジェンガラ・ケラミックです。

ジェンガラ社は、バリ島の芸術に惹かれたニュージーランド出身の陶芸デザイナーと、彼を支援するバリ島のホテル経営者によって、1976年に誕生しました。その後、多くの高級リゾートホテルやレストランで選ばれることとなったジェンガラ・ケラミックは、国際的な評価も得て、バリ島の代表的なブランドとなりました。インドネシア元大統領夫人であるデヴィ夫人も愛用し、バリ島のショップやギャラリーにはたくさんの旅行者が訪れています。幅広いファンを持ち、多くの国の人から親しまれているのです。

食器のモチーフになっているのはフランジパニ(プルメリア)、ロータス(蓮)の葉、バナナの葉、デウィ・スリ(稲の女神)、カエルなど。これらはどれもバリ島を象徴するものです。

ハワイなど南国でよく見られるプルメリアですが、バリ島ではフランジパニと呼ばれています。神聖な花としてお供え物に使われていたり、ホテルで飾られているのもよく見かけます。

バリ島のフランジパニ

ロータス(蓮)の花は日本では夏にしか見られませんが、バリ島では1年中咲いているそうです。私は行ったことがありませんが、「カフェ・ロータス」という蓮池を臨む有名レストランがあるなど、バリ島らしい花のひとつです。

バリ島の料理でよく見るのがバナナの葉です。食べ物を包んだり下に敷いて使うようです。

日本と同じく白米が主食のバリ島で、稲の女神として語られるのがデウィ・スリです。水田にはデウィ・スリのための祠がいくつもあるそうです。

カエルは神様に近い存在として大事にされています。可愛らしいカエルの石像や雑貨などが多くあるので、馴染みのあるモチーフの1つです。

バリ島のカエルの石像

多様な形や柄が特徴的なジェンガラ・ケラミックですが、色もまた陶器のイメージを覆すほどバリエーションに富んでいます。ビビッドな赤、青、黄色、モダンな黒、白、パステルカラーのピンクなどもあったと思います。当時私はポピュラーなグリーン以外に目を向けなかったのではっきり覚えていないのですが、他にも何色かあったように思います。

ジェンガラ社では日本やヨーロッパなど世界各国のデザイナーを迎えながら、常に新しい製品を開発しているそうです。そういったグローバルな制作方法が、インドネシア料理だけでなく洋食にも和食にも合う、他にはない食器に仕上げているのかもしれません。そして製造段階では多くの工程を手作業で行っているので、同じアイテムでもひとつひとつ風合いが異なるのが更なる魅力となっています。

ジェンガラ・ケラミックのショッピングは、たくさんの製品を見てまわり個々の表情を比べて、自分だけのお気に入りを探し出すのがとても楽しいです。私が気に入ったのはグリーンの中でもお皿やカップの縁が茶色くなっているもの。焼き方の技法なのでしょうか?そのコントラストが自然をモチーフにしたスタイリングを際立たせています。

バリ島のジェンガラ

その時は素朴な雰囲気のカップとソーサーを買って帰ったのですが、後から他のアイテムや色、違ったテイストのものが気になってきてしまいました。

今度バリ島へ行く時はショッピングの時間をたっぷりとって、ジェンガラ・ケラミックをおもいきり味わおうと決めています。

バリ島のジェンガラ
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