愛猫が喜んでくれるとは限らないのがおもちゃ選びの難しいところ。買っても作っても無駄になることが少なくありません。そのため前回は、とにかく費用も手間もかからないおもちゃを紹介しました。
今回は、我が家の猫たちだけでなくよそのお宅でも喜ばれているらしい、定評があるおもちゃを紹介します。
【おさがり品】
- 鏡餅の橙
- お供え用盛り篭
- テニスボール
- ハンディモップ
【猫用おもちゃ】
- ひも付き蹴りまくら
- ダイソー『のび～るしっぽ&ボール付き猫じゃらし』
- ペッツルート『カシャカシャじゃれる』
- ダイソー『キャットトンネル』
- 猫用動画
【手作り】
- ボール探しの箱
鏡餅の橙
お正月に飾る簡易的な鏡餅には、プラスチック製の橙が乗っています。鏡開きが終わるとこの橙はホクとモアナのおもちゃになります。用事があって猫の譲渡会の会場にお邪魔した時のこと、ある子猫のゲージの中にこの橙が転がっているのを見つけました。どこの家でも考えることは同じようです。
猫のおもちゃにされがちな橙ですが、鏡餅に乗せる意味は、橙（だいだい）という音にかけて「子孫が代々（だいだい）繁栄するように」ということだそうです。それならば･･･猫たちも代々幸せでありますように。
それにしてもお正月飾りには猫が好きそうなものがたくさんあります。しめ飾りに使われている藁や水引や稲穂など。年神様からのおさがりを猫たちに使わせていただきます。
お供え用盛り篭
お盆には、発泡スチロールで作られた果物の盛り篭をお供えします。橙と同じく、期間が過ぎるとホクとモアナにあげます。
どのおもちゃにも言えますが、形、大きさ、重さ、材質、転がる時の音などわずかな違いで猫の好みが分かれるようです。この盛り篭の果物も、桃でも梨でもりんごでも大きな違いはないように思いますが、数種類の中からホクは必ずバナナを選びます。床を滑らせては跳びついて、自分で放り投げてまた跳びついて、ボロボロになるまで一心不乱に遊びます。あまりの気に入りように、思わずバナナだけ追加購入してしまいました。
こういうものがあるんですね。
テニスボール
あげた覚えはないのですが、いつの間にかおもちゃにされていたのがテニスボールです。私がマッサージ用に買ってソファに置いていたテニスボールを、モアナに取られてしまいました。転がして遊ぶのではなく、蹴りぐるみのように使っています。私もテニスではなく四十肩の治療に使っていたのですが、次は猫の蹴りぐるみになりました。
ハンディモップ
掃除を始めると必ず狙われるのがハンディモップです。捕まると放してくれないので掃除が進みません。そこで両手にハンディモップを持ち、左手のダミーで猫を引き付けながら右手で掃除を試みたのですが、これが思った以上に難しく左手も右手も変な動きになります。なのでダミーはそのままおもちゃとしてあげました。
ハンディモップだけでなく、洋服に付いているファーなどをおもちゃにされたという話はよくあります。フワフワしたものは、猫たちにとって狩猟本能を刺激される恰好の獲物のようです。
ひも付き蹴りまくら
知人にいただいた蹴りまくらをとても気に入っています。モアナは小さいころニットの手袋やテニスボールを蹴りぐるみ代わりにしていましたが、成長すると即席の蹴りぐるみでは小さいので、このえび天まくらがありがたいです。付いている紐が太いので、誤飲の心配もありません。
ダイソー『のび～るしっぽ&ボール付き猫じゃらし』
100円ショップ、ダイソーの『のび～るしっぽ&ボール付き猫じゃらし』は、紐の先に鈴の入ったボールと羽が付いているおもちゃです。同じようなおもちゃは多くありますが、ホクとモアナはこれを最も喜ぶので、何度も買いなおしてずっと遊び続けているおもちゃです。持ち手の棒が長めなので、人があまり動かなくても広範囲を走らせることができるのも嬉しいところ。壊れて分解されても、ボロボロになった残骸で遊ぶほどです。
ペッツルート『カシャカシャじゃれる』
ホクとモアナを引きとった時に保護主さんにいただいたのが、ペッツルートの『カシャカシャじゃれる』です。棒の先にセロハンや羽が付いているシンプルなものですが、保護主さんいわくどの家の猫も大好きだそうです。これに飽きることのないモアナは、こちらが止めるまでずっと遊び続けます。『のび～るしっぽ&ボール付き猫じゃらし』と同じくボロボロになるのも早いですが、欠かすことのできない、買い続けているおもちゃです。
ダイソー『キャットトンネル』
100円ショップ、ダイソーの３つ又のトンネル（500円）も良い評判を聞きます。ホクとモアナも大好きで、遠くから勢いよく飛び込んで楽しそうです。値段のわりには丈夫で長持ちします。
猫用動画
遊んであげられない時の最後の手段として、テレビ画面にYouTubeの猫用動画を映して見せます。これで少しの間は大人しくしています。
ボール探しの箱
ホクとモアナがエリザベスカラーを着けて走りづらそうだった時、あまり動かなくても遊べるものをと思い、ダンボール箱に穴を開けて作ったのがボール探しの箱です。天面の穴から手を入れてボールを探り、側面の穴からボールが転がり出るようになっています。２匹は夢中になって遊んでくれました。既製品でも同じようなものがあり、この手のおもちゃは猫に人気のようです。
もっと簡単なのは空になったティッシュ箱にボールを入れるだけです。子猫の頃はこれで十分。ずっと遊んでいました。
猫が好きなおもちゃは、写真を撮るのも大変です。
